【花燃ゆ】第9話はどうだった?感想と視聴率から今後の評価を予想

 花燃ゆ 9話

 出典:so-net

2015年大河ドラマ『花燃ゆ』の第9話が3月1日に放送されました。第8話の視聴率は13.0%とやや回復しましたが、低空飛行が続く厳しい状況は変わりません。第9話「高杉晋作、参上」では吉田寅次郎(伊勢谷友介)が開いた松下村塾の噂を聞きつけた人々が集まり始めます。一方、将来は藩の重役になることが約束されていた高杉晋作(高良健吾)は明倫館で学んでも相撲観戦や色街で遊んでも「何かが足りない」、「つまらない」と感じており、小田村伊之助(大沢たかお)の勧めで松下村塾に現れますが、久坂玄瑞(東出昌大)から「人生がつまらないのはお前がつまらないからだ」、吉田寅次郎から「あなたの志は何ですか?」と言われたことで苦悩。その後熟慮の末「松下村塾で学ぶことの楽しさ」に可能性を感じた高杉晋作が吉田寅次郎に懇願しともに学ぶことになった、というストーリーでした。第9話はどうだったのでしょうか。

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『花燃ゆ』9話の視聴率は12.9%と横ばい

 第8話で13.0%と持ち直した視聴率は第9話で12.9%とほぼ横ばいで推移する結果になりました。放送開始から2ヶ月が経過し視聴者がある程度固定されたことと、前回からスタートした松下村塾における「幕末の学園ドラマ」から大きな進展がなかったことが要因と考えられます。

ちなみに昨年の『軍師官兵衛』第9話の視聴率が15.4%、一昨年の『八重の桜』第9話の視聴率が15.1%であったことと比べるとまだまだ厳しい状況です。

第9話の感想では評価するという声が目立ち始めている

花燃ゆ

出典:http://www.cinemacafe.net/article/2014/09/22/26137.html

杉文(井上真央)を中心とした「幕末のホームドラマ」一色であった序盤は歴史の大局観を軽視した脚本に対する酷評が目立ちましたが、第8話から吉田寅次郎(伊勢谷友介)が吉田松陰に覚醒し松下村塾を開いたことで次の展開である「幕末の学園ドラマ」がスタートしました。第9話では吉田寅次郎や後に歴史の表舞台に立つ有名な塾生を中心に描かれていたことや、『花燃ゆ』のストーリーの進み方に慣れてきたせいか、内容を評価する声や今後に期待する声が目立ち始めるようになりました。

「歴史上の人物の名前は知っているものの生い立ち等は知らないことが多い。高杉晋作、伊藤博文については、再認識した。」 

「無名の主人公であるが故に、登場人物の誰もが主人公になれるのが花燃ゆだ。今までにない大河ドラマだ。周りを生かすために主人公が真ん中にしっかりいる。目立ちはしないが井上真央さんの確かな演技がなくては、周りの人物も輝くことは出来ない。」

「「君はどんな志を持ちますか・・・」松陰先生が高杉に言った言葉が中年過ぎたおばさんにもズシーンと響きました。もっとこれからの日本を背負って立つ若者にこのドラマを観てほしい。」

「寅次郎や塾生たちのシーンは好きです。文が塾に無闇に関与せず、食事を出したり家計の心配をしたりする程度だったのもよかった。文をしっかりした女性に描くため異様なほど存在感の薄い母、身分差のある高杉家での文の態度など違和感を覚えることもありますが、今年の大河はこういうものだと慣れてきたので、以前ほど気にならなくなっています。」

「今回ひかれたのは、とがった高杉を見る寅次郎の目のあたたかさ。この大河で一番魅力を感じる俳優、伊勢谷さんが演じているのも大きいです。東出&高良もなかなかいい!寅次郎と塾生のシーンは短期間なので、大切に描いてほしいものです。」

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脚本に対する酷評は相変わらず根強い

安心して観ることができる井上真央の確かな演技力、伊勢谷友介、東出昌大、高良健吾の存在感に対する高い評価は目立つようになりましたが、依然として根強くあります。ライトな作風に対して”大河ドラマファン”からは軽いという声が目立ちました。

「大河は我々くたびれたオッサンも期待してるのだ。イケメン男子を楽しみにしてるわけじゃない。不細工でも演技力と存在感のある無名俳優がリアリティーあればドラマとして面白いのです。高杉晋作は現存する写真みてもイケメンではない。ましてや、あの白塗り男では失礼である。」

「高杉家を訪れた文がいきなり上座に陣取っていた(笑)。もう話のつじつまもグダグダになりつつある。」

「たしても冒頭から軽~い会話。脚本、なんでこんなに薄っぺらいのでしょう。幕末長州の人たちや、武士そのものの緊張感ある生き様がまるでない。文が当時の女性なら当たり前の振る舞いや礼節をガン無視で、何処にでもズカズカ顔出すから余計にゆるーい世界になる。」

第9話の感想や視聴率から今後は微増するも横ばいを続けると予想する

花燃ゆ

出典:http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20140903-OYT8T50115.html

吉田松陰が活躍する『幕末の学園ドラマ』は安定した視聴率を獲得するはず

第7話までの序盤では軽いタッチのホームドラマを見ているかのようなストーリー展開に失望した大河ドラマファンが離脱していったことで視聴率が低迷していきましたが、離脱が一巡したことにより第9話は横ばいで推移したと考えられます。また、インターネット上の感想には、「幕末の学園ドラマ」がスタートする第8話から視聴し始めたという方も一定数いました。これは歴史的に有名な久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文らが登場してくることや、それに伴い東出昌大、高良健吾、劇団ひとりなど今をときめく人気俳優が出演したことが要因として考えられます。また、吉田松陰の松下村塾は日本史の中でも有名であり、尊敬する人も数多くいるため、吉田松陰が本領を発揮する「幕末の学園ドラマ」は安定した視聴率を獲得することができるのではないでしょうか。

脚本への酷評を象徴した”おみくじ”ストーリー

序盤の脚本に対する酷評は”歴史上の偉人のイメージ”からは程遠いライトな演出に対するものが多くありました。それを象徴するのが第3話で東出昌大演じる久坂玄瑞が凶しか出たことがないおみくじを恐れており、井上真央演じる杉文に「お尻を叩かれてようやくおみくじを引いたら大吉であった」というストーリーに対する批判です。「あの久坂玄瑞をあんなみっともない男として描くのか。そんなわけないだろう。」とがっかりしたに違いありません。

花燃ゆ 井上真央 東出昌大

出典:http://www.hanamoyu.club/?p=824

”オフィシャルには出てこない”偉人の人間味を描きたかったのではないだろうか

しかし、『花燃ゆ』は女性が主人公であることから普段は描かれることのない”偉人の人間味”を描きたかったのではないでしょうか。外という”オフィシャルの場”では尊大な振る舞いを行っていても家に帰ればお腹もすくし女性に甘えたいと思うのが男の常。それは今も昔も変わらないはず。女性を主人公にすることで、”女性の視点=家の中から見た”偉人や男たちのかわいらしい一面を描きたいという意図が感じれれます。

最初から偉人であったわけではない

高杉晋作演じる高良健吾は『花燃ゆ』のインタビューで次のように話しています。

「騎兵隊を作っていた男として知られる高杉は、傍若無人なカブキ者でありながら、どこか神格化されているイメージがあると思います。僕はその「ヒーロー高杉」になる前の未熟な少年時代から演じます。」

「かっこいい演技だけなく、面倒くさくてわがままな人間らしい面を出せば、彼の成長ぶりも引き立って、ラストもいいかたちに持っていけるのではないかと感じています。」(出典:『花燃ゆ』完全読本)

吉田松陰、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文など歴史に名を残した偉人は最初からすべてが完璧ですばらしい人間性を持っていたのでしょうか。そうではなく偉人にも幼少期があり成長過程があるはずです。最初は未熟な人間でも志を持って、葛藤して、仲間と切磋琢磨し、そして女性に励まされ鍛えられながら偉大な人物になっていく、そう考えるほうが自然です。『花燃ゆ』は今まであまり語られることがなかった長州藩の偉人たちの”未熟な時代や成長過程から描いていく”というチャレンジングな大河ドラマと言えるでしょう。


明治維新の中心となった長州藩が歴史の表舞台で活躍するようになるのは、吉田松陰の松下村塾で学び、松蔭が亡くなった後からです。それまでは彼らの成長過程と語られることが少ない本当の人間味を味わうという観点で視聴すればより楽しめるのではないでしょうか。

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