『流星ワゴン』7話の感想とストーリーから見る橋本親子の絆

流星ワゴン 7話

出典:tbs

2015年1月スタートのドラマ『流星ワゴン』の第7話が3月1日に放送されました。視聴率は9.0%と振るわなかったものの放送終了後には「感動した」、「号泣した」という感想が多く寄せられています。そこで今回は『流星ワゴン』7話の橋本健太(高木星来)のシーン、橋元義明(吉岡秀隆)のシーン、そして2人についての感想を見ていくとともに第7話で伝えたかった父親像と親子の絆について見ていきます。

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橋本健太(高木星来)

「もう一度ママに会いたい」と母親に会いに行った健太

”第7話の主人公”と言っても過言ではなかった橋本健太(高木星来)。冒頭で「もう一度ママに会いたい」と言い健太がこの世に残した未練である”母親にもう一度会うこと”を成し遂げようと永田一雄(西島秀俊)と永田忠雄(香川照之)とともに母親の家に向かいます。家のインターフォンを鳴らしたが反応がありませんでしたが、健太の”会いたいという想い”が起こした奇跡なのか、突然強い風が吹き健太が持っていた母親の似顔絵が飛ばされてしまいます。それを拾いに行ったところ家の庭で倒れている母親・花織(中島ひろ子)を発見。一雄が救急車を呼び病院へ搬送されました。

大好きな母親と本当に嬉しそうに遊ぶ健太

流星ワゴン 7話

出典:tbs

病院で眠っている母親に次のように言い残し立ち去ろうとします。

「ぼく、逆上がりできるようになったよ、すごいでしょ。」

「ママにいっぱい話したいことがあるけど、もういかなくちゃ。バイバイ、ママ。」

しかし花織が健太がいることに気づきます。その後2人は屋上で話をして花織の新しい息子である健一は健太の”健”という文字を使っていたことを知り嬉しそうにこう言いました。

「ぼくはあの子と一緒にママのそばにいられるんだね。」

その後花織から健一が使っているボールをもらった健太は「ぼくの宝物にする」、「遊んで」と話し、2人で楽しそうにボール遊びをします。少年にとって大好きな母親と話し遊ぶことは何よりの喜び。健太が今まで見せなかったような笑顔で遊んでいる姿が印象的でした。そして帰らなければならない時間になり健太は泣きながら母親にこう話します。

「他の人に比べれ短い間だったけど、ぼく、ママの子に生まれて本当によかった。」

父親に叱られ泣きながら謝る健太が見せた子どもらしさ

その後ワゴンに戻った健太は「成仏したくない」といい走り出し道路に出た健太は危うくトラックに引かれそうになりますが、橋本義明(吉岡秀隆)に救われます。すでに死んでいる自分はトラックに引かれても何ともないのに「必死で救い出すなんてバカじゃないか」と言っていた健太ですが、橋本義明から頬を叩かれ「お前が事故に合う姿なんて2度と見たくない」と叱られ泣きながら謝る健太の姿に”子どもらしい”姿が垣間見えました。

成仏したけど戻ってきた健太

流星ワゴン 7話

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事故現場に戻った健太は「パパも成仏するんでしょ」というが橋本義明が「成仏しない」、「前世の記憶があるから成仏してもママのことはずっと忘れない」、「パパのことはわすれていいんだよ」と話したことに対し、こう返します。

「ぼく、ぜったいパパとママのこと思い出すから」

その後橋本義明から「早く行きなさい」と言われ泣きながら成仏していった健太。しかし、その後戻ってきてしまいます。健太は「パパ」と泣きながら言って橋本義明と抱きしめ合います。「なんで戻ってきたんだ?」と問われた健太はこう答えました。

「やっぱりパパと一緒にいたい」

「まだ思い残したことあったし、忘れてた」

そして橋本義明に肩車をねだり肩車をしてもらいました。

橋本健太を演じる高木星来に関する感想

第1話から橋本健太演じる高木星来が「かわいい」という感想が相次ぎましたが、橋本健太のストーリーが中心であった第7話ではその絶賛評価がとくに目立ちました。

「健太クンの話、泣けたし、心がほっこりもしました。それにしても健太クンのホッペや耳、やはり寒さの為の赤さだったんですね、頑張ったね!」

「流星ワゴンの健太君みて涙が止まりません。」

「流星ワゴンの健太役の男の子の泣く演技…すごく良い…上手だな… 泣く以外の演技もいいけど笑 しかしほっぺた赤すぎだろう…しかしそれもかわいい…」

高木星来の一番良さはそのかわいらしい見た目だけでなく変にスレたところがない”本来の子どもらしさ”をきっちりと演じていることではないでしょうか。

橋本義明(吉岡秀隆)

忠雄に語った自分の本音と健太への切なる願い

流星ワゴン 7話

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「もう一度ママに会いたい」と言う健太に対し「ママに会いに行くということはこれまでのことを全部忘れて成仏するということだぞ。」と問いかけますが健太の想いの強さを知った橋元義明は健太が母親に会いに行くことを了承します。その様子を見て「どこかつらそうだ」と感じた忠雄から居酒屋に誘われそこで健太への想いを話しました。

「健太を成仏させて苦しから開放されるなら、そうさしてやりたいんです。」

「今度こそやりたいことを思う存分やって、たくさん失敗もしてそれでも夢を追いかけて、誰かを好きになったり、家族と一緒に毎日泣いたり笑ったり。そういう普通で最高の未来が健太にあるってそう思いたい。」

その後忠雄から「本当はお前自身が健太に成仏し欲しくないんじゃろ」、「健太と本当の朋輩にならん限りお前は成仏できんのじゃ。」「じゃけん、健太が成仏しておらんようになってしもうたらお前は永遠に取り残されてしまうんじゃ」と核心をついた指摘に対し、自分の本音と健太への想いを暴露します。

「最低ですよね、こんな父親。健太のためには早く成仏して生まれ変わった方がいいに決まってる。そうわかってるのに。」

「でも、もうこれ以上わたしのわがままで健太を振り回すわけにはいきません。いつまで続くかわからないこの不毛なドライブから早く降ろしてあげないと。」

忠雄から「ずっと後悔を抱えたままじゃったら、暗闇の中をたったひとりで永遠にさまようことになるんじゃろ、わしゃそんなのぜったいにごめんじゃけんの」と言われた橋元義明は「わたしは構いません」と切り出しこう答えました。

「それで健太が成仏できるなら、生まれ変わって新しい未来を生きることができるなら。」

「せめて最期くらい父親らしいことをしてやりたいんです。」

”本当の父親らしく”健太を本気で叱った橋本義明

母親との再会を果たしワゴンに戻った健太は「成仏したくない」といい1人で走り去ってしまいますが、道路に出たところでトラックに轢かれそうになったところを助けだした橋本義明。「死んでいるんだからトラックに引かれたってへっちゃらだよ。必死で救い出すなんてバカじゃないか。」と言う健太に対し思い切り頬を叩きこう叫びました。

「ほっとけるわけないだろ」

「お前が事故に遭うとこなんか、もう二度と見たくない。見たくない。」

今まで健太に嫌われたくないと本気で叱ることができなかった橋本義明ですが、”本当の父親らしい”姿を見せることができました。その後泣きながら謝る健太をやさしく抱きしめます。

自分を犠牲にしてでも健太を成仏させる橋本義明

流星ワゴン 7話

出典:tbs

「忠さんとかずおじちゃんを見送ったら、パパもくるんでしょ」と言う健太に対し、自分の本音を隠しながら答える橋本義明。

「パパは一緒にはいけないんだ。」

「パパ、案外幽霊気に入ってんだ。」

「パパのことは気にするな。」

成仏してもパパのことを忘れないと話す健太に対し悲痛な表情を浮かべ「もう行きなさい」と話します。そして最後に泣きながらこう健太に伝えました。

「健太、ごめんな。パパのせいでお前死なせちゃって。ママと離れ離れにしちゃって、ごめんな」

その後健太を止めようとする忠雄を「止めるな。行かせてやってください。お願いします。」と泣きながら制止しましました。成仏した健太が戻ってきた後に嬉しそうに肩車をする姿が印象的でした。

橋本義明演じる吉岡秀隆に関する感想

普段は少し頼りないけどここ一番で強さを見せたり、泣かせる芝居が抜群にうまい吉岡秀隆。第7話の演技に対して「すばらしい」という感想が目立ちました。

「「流星ワゴン」でまんまと泣かされて悔しい。やっぱり吉岡秀隆さんはああいう役上手いな~。」

「吉岡秀隆の迫真の演技に涙。」

「昨夜のドラマ「流星ワゴン」。 今までで一番良かった。 大きな理由のひとつは、吉岡秀隆さんにあるだろう。 彼がグンと前に出た昨夜のストーリーだった。 」

『流星ワゴン』第7話で伝えたかったこと

現代の親の象徴である一雄(西島秀俊)と橋本義明(吉岡秀隆)。”昔の親”の象徴である忠雄(香川照之)。『流星ワゴン』は過度なフェミニズムの浸透やDV、セクハラ、パワハラなどの言葉の浸透により”優しいけれど強さをなくしてしまった”父親に対して、一見めちゃくちゃであるが”男としての強さと本当の優しさをもつ”失われた父親像を忠雄が見せることによって父親としてのあり方を考えてほしい、家族の絆というものを見つめなおしてほしい、そういったメッセージが込められた物語であると筆者は考えます。

今まで見てきた忠雄の父親としての姿、そして忠雄から受けた指摘を受けて、息子に対して遠慮がちであった橋本義明は第7話で”本当の父親”へと変貌することができました。そして本気でぶつかることで橋本親子はお互いの愛と絆を確かめ合うことができた、そんなストーリーであったと考えます。


橋本親子の問題が解決した『流星ワゴン』。第8話の予告では「次が最後の場所」と言っていたように、いよいよ一雄(西島秀俊)、永田美代子(井川遥)、永田伸之(高橋洋)の問題に迫っていきます。そして最後のテーマである忠雄と一雄の親子の関係がどのようなハッピーエンドとして締めくくられるのか、今後の展開に注目です。

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