浅間山噴火による軽井沢の被害や影響範囲は?過去の歴史から検証

浅間山

2015年5月に火山活動が強まったとして警戒されている浅間山。5月時点では噴火警戒レベル1のままとしていましたが、6月11日にレベル2へ引き上げられました。さらに、6月16日にはごく小規模な噴火があったという報道がありました。


2014年の御嶽山の噴火、2015年の箱根山の噴火警戒レベル引き上げなど、「日本列島はいよいよ火山の活動期に入ったのか?」とも言われています。


浅間山の近くにある日本有数の観光地として有名な軽井沢。「もし浅間山が噴火したら影響はどのくらいの範囲に及ぶのか?」、「軽井沢への被害予想はどうなのか?」そう心配される方も少なくないはず。


そこで今回は、浅間山噴火による軽井沢の被害や影響範囲について、過去の歴史やハザードマップなどから見ていきます。

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浅間山は世界有数の活火山

浅間山

出典:http://www.ktr.mlit.go.jp/tonesui/tonesui_index011.html

数十万年前から活発な火山活動を繰り返している浅間山。上空から見るとカルデラの形を形成しています。これは今までに数多くの噴火と山体崩壊を繰り返した結果、現在の姿になったと言われてきました。


現在は標高2,568mですが、数万年前までは標高2800mの富士山型をしていたと考えられており、大規模噴火でカルデラが形成されて現在の標高になっています。

浅間山の噴火の歴史

浅間山の歴史

出典:http://www.asamaen.tsumagoi.gunma.jp/eruption/

浅間山の噴火の歴史として、過去に起きた大規模な噴火は次の2つです。

  • 天仁の大規模噴火(1108年)
  • 天明の大規模噴火(1783年)


1108年の天仁噴火は『中右記』にも噴火の時の様子が記されており、溶岩流や火噴流、噴石や火山灰などの大規模な被害をもたらしました。また、1783年の天命の大規模噴火でも死者1400名以上と言われるほどの被害となっています。

過去の大規模噴火による軽井沢の被害

軽井沢

出典:http://www.princehotels.co.jp/sp/karuizawa-west/

群馬大学の地質学者・早川由紀夫氏は1108年天仁大噴火の軽井沢などにおける被害について次のように記しています。

Comment

「追分火砕流は山頂火口から南北両方向に流下し,軽井沢町追分・小諸市石峠・嬬恋村大笹・長野原町北軽井沢に達した.多数の死者があっただろうが,火砕流による被害状況は記録に書かれていない。」(出典:『史料に書かれた浅間山の噴火と災害』)


また、1783年の天明大噴火では、早川由紀夫氏の次の記述から、軽井沢にも噴石があったことがわかります。

Comment

「この噴火による死者は,8月4日に軽井沢宿にいて降ってきた軽石にあたった2人(田村・早川,1995)と,翌5日に発生した鎌原岩なだれとそれから転化して吾妻川を下った熱泥流に巻き込まれた1400人余であるという。」(出典:『史料に書かれた浅間山の噴火と災害』)

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浅間山火山防災マップにおける軽井沢の被害予想や影響範囲

国土交通省から出されている浅間山火山防災マップ。軽井沢への影響範囲については、小規模噴火の場合と大規模噴火の場合の2つの被害予想が出ています。

小規模噴火の場合

浅間山火山防災マップ

出典:http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000055147.pdf

この図を見ると浅間山の火口から4キロメートルの範囲で噴石や火噴流、火山ガスによる被害がありますが、軽井沢は風向きによって火山灰が降る可能性があることや、小石が飛んでくる可能性があることがわかります。

大規模噴火の場合

浅間山

出典:http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000055148.pdf

大規模噴火の場合は、軽井沢には30cm以上の火山灰が降り積もる可能性があり、噴火による空振や雨が降った後の土石流が発生することがわかります。また、火山泥流も軽井沢に到達する可能性があるでしょう。

口永良部島の噴火を予言した大学教授の発言

高橋学教授

出典:http://www.ritsumei.ac.jp/acd/mr/lib/2009lshp/interview_bn/1108/interview.html

5月29日に発生した鹿児島・口永良部島の噴火。島民は屋久島に非難するなど82世帯に影響が出ました。


この噴火を予想したことで知られている立命館大学の高橋学教授は東日本で1年以内に壊滅的な噴火がある可能性がある火山について、次のように話しています。

Comment

「東日本では十勝岳、栗駒山、蔵王山、吾妻山、日光白根山、草津白根山、浅間山で、いずれも壊滅的な噴火がここ1年以内に発生する危険性があります。」(出典:『週刊女性PRIME』)

2015年に浅間山は大規模噴火するか?

東日本における噴火は3.11の影響であると言われ、西日本における噴火は南海トラフ巨大地震の前兆であると言われています。「南海トラフ巨大地震は30年以内に70%の確率で発生する」と内閣府より発表がありました。


このことから日本全体でいつ大規模な噴火が起こってもおかしくない状態と言えるでしょう。


6月11日に噴火警戒レベルが2に引き上げられ6月16日に小規模噴火したことから、浅間山が2015年に大規模噴火する可能性が高まったと考えられます。


いつ起こるかわからない大規模噴火。私たちも警戒のレベルを引き上げ、事前の備えをしておく必要があるでしょう。

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