箱根山の噴火による被害予想や影響は?過去には横浜や東京にも

箱根山

出典:yama-monmo

神奈川県の箱根町にある箱根山。日本有数の温泉の観光地として知られています。その箱根山が4月1日以降で150回以上の群発地震が発生しており、4月26日以降にさらに急増したことから、大涌谷の周辺エリアが立ち入り禁止になりました。


さらに6月30日には噴火警戒レベルが3に引き上げられるなど、余談を許さない状況になってきました。


「もし箱根山が噴火したら、被害予想や影響はどのくらいになるのか?」そう思われた方も少なくないはず。そこで今回は箱根山噴火による被害の影響を過去の歴史にもとづいて見ていきます

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箱根火山の研究は進んでいる

大涌谷

出典:http://matome.naver.jp/odai/2136189170721782901

箱根火山は日本各地にある火山帯の中で、歴史的に最も研究が進んでいる火山の一つとして地下構造に至るまで解明されている火山。


火山の大きさは標高が倍近くもある浅間山と同じくらいの大きさと言われています。(箱根山:標高1438m、浅間山:2568m)

元々は富士山くらいの高さだった箱根山

富士山 箱根

出典:http://www.bougakudai.com/LPOP/fujisan/fuji10.html

以前は富士山のような形をしていたと言われている箱根山。現在では富士山の3合目あたりから上を切り取ったような妙に平べったい形をしています。


これは過去に大規模な噴火が発生したことによるカルデラができたことにより、そのたびに山が潰れていった結果、現在のような広がりの割には低い山となってしまいました。


以前は富士山をひと回り小さくしたくらいの標高はありましたが、噴火を繰り返したことにより、今の標高になったと言われています。

過去の大規模噴火は3000年前、鎌倉時代にも小規模噴火

噴火

出典:http://matome.naver.jp/odai/2136189170721782901

数万年前から大規模な噴火を繰り返してきた箱根山。大規模噴火は約3000年前に起きた冠ヶ岳の噴火が最後であると言われており、この噴火により大涌谷や芦ノ湖が形成されてきました。


一番直近の噴火は12世紀後半から13世紀の鎌倉時代。3回の水蒸気爆発があったと推定されています。

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箱根山は活火山

箱根火山

出典:http://psycross.com/blog/?p=1635

過去に噴火を繰り返している桜島、阿蘇山、雲仙岳、浅間山、御嶽山と同じように箱根山も活火山です。


2014年の噴火により大規模な被害が出た御嶽山の噴火時に、産業技術総合研究所の山元孝広氏は箱根山について次のように話し、警戒感を強めていました。

Comment

「箱根山は昨年5月ごろに群発地震が発生しており、気になる。ケーブルカーも止まるほどの揺れで、大涌谷の近くで噴気が増えて林が枯れているスポットがあり、噴火の兆候らしきものが出ている。」(出典:zakzak)

箱根山が噴火したらどんな被害がある?

火山灰

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箱根山が噴火した場合、次のような現象や被害をもたらすと言われています。

  • 水蒸気爆発により噴石や火山灰の噴出
  • 直径数センチから数十センチの石が降ってくる
  • 石はコンクリートの天井にも穴を開ける破壊力
  • 火山灰により呼吸器や眼球に異常をきたす
  • 時速60キロメートルで襲ってくる火噴サージ(乱流)
  • 溶岩流の発生
  • 噴火後の雨による土石流の発生

箱根山が噴火したら富士山も連動して噴火する可能性もある

富士山

出典:http://matome.naver.jp/odai/2137803023392758201

箱根山と富士山は地盤が続いている関係。どちらか一方が噴火した場合、もう一方も噴火する可能性もあるとされています。富士山は過去に何度も噴火を繰り返しており、直近では平安時代の貞観噴火、江戸時代の宝永噴火がありました。


宝永噴火では江戸にも火山灰が降ってきたという記録があります。

富士山の噴火は巨大地震に誘引されている?

東京 富士山

出典:http://matome.naver.jp/odai/2137803023392758201

直近で起きた富士山の噴火は、いずれも大地震と深く関係があると言われています。貞観噴火の5年後に貞観地震が発生、また宝永噴火はマグニチュード8.7クラスの宝永地震の49日後に発生しました。


2011年の東日本大震災や発生が懸念されている南海トラフ巨大地震により、富士山の噴火、そして箱根山の噴火という最悪のシナリオも考えられます。

横浜や東京への被害は?

ハザードマップ

出典:http://hun-ka.com/learn/volcano_hazards/

過去の大規模噴火の歴史を見ると、富士山より破壊力が強いと言われている箱根山。7万年前の破局噴火では何と火噴流が横浜にまで到達した、と言われています。


また、6万年前の大噴火では横浜や東京はもちろん、埼玉県、千葉県にも被害が及びました。

Comment

「箱根山のこの噴火によって、神奈川県全域と東京都、埼玉県南部、千葉県北部が厚い降下軽石層によって覆われてしまった。その厚さは、東京で約20センチ、横浜で約40センチ、平塚では1メートルを超え、小田原ではじつに4メートルあまりにも達した。」(出典:http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201301270000/)


箱根山と富士山の連動噴火した場合、その被害は甚大なものになるでしょう。

首都圏の被害による影響は?

火山灰

出典:http://matome.naver.jp/odai/2137803023392758201

箱根山や富士山の噴火により東京や横浜への被害や影響はさまざまなことが言われていますが、まとめると次の7点です。

  1. 火力発電所の停止による大停電
  2. 給水停止
  3. 飛行機や電車、地下鉄などの交通網の停止や信号機の停止
  4. インターネットが使えなくなる恐れやスマートフォンの故障など通信網のマヒ
  5. 下水道の停止
  6. 農作物の被害
  7. 1千万人を超える帰宅困難者によるパニック

これらの被害による経済損失は数兆円にも及ぶ、と言われています。まさしく”国家危機レベル”の大損害を被る可能性があると言えるでしょう。

警戒レベルを火口周辺規制から入山規制へ..

5月3日に気象庁から発表された報道によると、「直ちに噴火する兆しは見られない」として、噴火の警戒レベルは「1.平常」のままとしていました。


しかし、5月6日には「小規模な噴火が発生する可能性がある」として警戒レベルを「2.火口周辺規制」に変更しています。


さらに、6月30日には「3.入山規制」まで引き上げられ箱根町に避難指示が出ました。今後はさらに警戒レベルが引き上げられたり噴火が起こるかもしれません。


通常、火山の噴火は1ヶ月前から低周波地震と有感地震を繰り返すことにより起きる、ということから箱根山が危険水域に入ったと考えられます。


2014年の御嶽山の噴火や2011年の東日本大震災をはじめとする大災害は、事前の予知ができなかったことから起きているため、有事に備えた警戒が必要です。

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