箱根山の噴火による駅伝への影響や中止の可能性をマップで検証した

箱根駅伝

出典:naver

2015年5月のGW頃より噴火の危険性を懸念されている箱根山。5月6日には噴火警報レベルを「1.平常」から「2.火口周辺規制」へと引き上げられました。


箱根ロープウェイも運休となるなど予断を許さない状態が続き、「噴火などの火山活動が長期化するかもしれない」と言われています。この状況で気になるのが、毎年元旦に行われる「箱根駅伝」のコース変更や中止の有無。


そこで今回は、箱根駅伝のコースマップと箱根火山の防災マップから箱根火山噴火による駅伝への影響を検証してみました。

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箱根駅伝のコースは?

箱根駅伝

出典:http://www.nikkansports.com/sports/athletics/hakone-ekiden/2015/course.html

箱根駅伝は東京・大手町の読売新聞社前をスタートし、横浜の鶴見、戸塚、平塚などを経由して、小田原から箱根山に登り芦ノ湖畔をゴールとする往路と、その折り返しとなる復路というコース設定になっています。


柏原選手や神野選手など近年、箱根駅伝のスターを生み出した”山の5区”と復路の第6区が「箱根山」を通る道となります。

箱根山を通る”山の5区”の詳細

箱根駅伝

出典:http://www.yomiuri.co.jp/sports/ekiden/2015/course/06/

第5区の詳細を見ていきます。高低差が約900メートル近くにもなる山登りのコースとなる第5区。


小田原中継所をスタートして、箱根湯本駅を通過。ヘアピンカーブとなる大平台を通過すれば箱根山の中腹で温泉宿も多い小湧園や芦之湯。そして最後に芦ノ湖畔がゴール地点となるコースです。

箱根山の噴火の種類

箱根山

出典:http://www.chikyudiary.com/entry/2015/05/07/

噴火が懸念されている箱根山。過去の歴史から見ると、噴火の種類は大きく次の2点であると言われています。

  1. カルデラを形成するよな大規模な噴火
  2. 水蒸気爆発などの小規模な噴火

直近では3000年前に大規模な噴火があったとされる箱根山。その際は、火噴流が横浜にまで到達したと言われるほどの破壊力でした。詳細は以下の箱根山噴火の被害予想や影響に関する記事を参照ください。

<箱根山の噴火による被害予想や影響は?過去には横浜や東京にも>


今回懸念されている噴火の種類については、実際に噴火してみないとどちらになるか分かりませんが、成層火山である富士山とは違い、箱根山は過去の大規模噴火によってすでにカルデラが形成されています。


そのため、報道の通り小規模な水蒸気爆発となる可能性が高いと考えました。

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箱根山が噴火した場合の箱根駅伝への影響は?

箱根山

出典:http://www.town.hakone.kanagawa.jp/hakone_j/kurashi/iza/kazankatudou.html

上の図は箱根町公式サイトが出している「箱根山が水蒸気爆発」を起こした際のハザードマップです。図に記載されたマークの意味については、以下を御覧ください。

箱根山

出典:http://www.town.hakone.kanagawa.jp/hakone_j/kurashi/iza/kazankatudou.html

このことから、火山の火口となる大桶谷周辺は火噴サージや噴石、10cm程度の火山灰が降り積もる危険地帯となります。

箱根駅伝のコースとハザードマップを照合すると..

箱根山

上の図はかなり大雑把なラインとなりますが、ハザードマップに箱根駅伝のコースを引いてみました。こうすると、箱根駅伝のコースとなっている少桶谷や芦之湯、脚の湖畔には火山灰は降らないが、熱泥流が襲ってくる危険性があることがわかります。


箱根駅伝の時期はランナーはもちろんのこと、応援客、マスコミなどで箱根山界隈は多くの人で溢れかえることから、大会運営者としては、危険性があるならば走行できない、という判断を下すのが当然でしょう。


このことから、もし箱根山が噴火した場合、小田原中継所から芦ノ湖畔を通る山の5区のコース変更をするか、小田原中継所で折り返しにして、途中の平塚、戸塚、鶴見付近などのコースを伸ばす可能性が高いと考えられます。

噴火せず警戒レベルが下がればいいが..

箱根山

出典:http://heiwa-ga-ichiban.jp/kanagawa50/sub/sub04.html

現在レベル2の「火口周辺規制」に引き上げられた箱根山。このまま噴火せず警戒レベルが引き下げられれば、箱根駅伝への影響もなく通常通り開催できるでしょう。


しかし、一端引き上げられた警戒レベルを下げるのは簡単ではない、と言われています。地震研究所の青木陽介助教授は警戒レベルについて次の通り話していました。

Comment

「火山活動というのは、ある日突然、通常に戻ったりしませんから。いつ、完全に通常通りに戻るか、噴火警戒レベルに関しては、上げるよりも、下げる判断をするというのが難しいですね」(出典:yahooニュース)

実際、2011年に噴火警戒レベルが3に引き上げられた鹿児島県の新燃岳はレベル2への引き下げに2年半を要しました。また、2014年9月に噴火して大惨事となった御嶽山は半年以上経過した今でも噴火警戒レベル3から引き下げられていません。

御嶽山の大惨事の教訓から慎重にならざるを得ない

御嶽山

出典:http://blog.goo.ne.jp/tumuzikaze2/e/cbaed04ebb651f74e230901364adc4ac

御嶽山の大災害以降、噴火に対する警戒レベルについて、慎重にならざるを得ない現状。安易に「大丈夫」と言って、万が一のことがあれば、責任問題へと発展していくでしょう。


このことから、入山規制が長期化される可能性も高く、箱根駅伝の主催側としてもよほどの保証がない限り、山の5区のコース変更をせざるを得ないのではないでしょうか。

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